更新日:2024年12月15日
平素より弊社製品をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。 先日お知らせいたしましたCNP製品に関する続報として、以下の通りご報告申し上げます。結論としまして、CNP製品の取り扱いを完全に終了させて頂く運びとなりました。
経緯
これまでの経過について、時系列でご報告いたします:
- 初回ロットについて、ISO17025認定の検査ラボにて国内法令への適合を確認
- この時点では基準値内であることを確認
- 二回目ロットの検査にて、新基準を超えるTHCを検出(Anresco Laboratories)
- この事実を受け、製品の取り扱い自粛を決定
- 安全性を考慮し、初回ロット保有者への廃棄推奨を実施
- 11月26日:PACCAN社よりCentral Laboratory社(タイ)のCOAが提示される
- 検査手法や結果に複数の疑問点が確認される
- 12月10日:KCA Laboratoriesより検査結果が到着
- 2つ目の第三者機関による検査として実施
- Anrescoの結果と整合性のある結果を確認
- 現在:PACCAN社にて同一ロット検体の検査をKCA Laboratoriesに依頼中
検査結果について
検査結果についてご報告いたします。 Anresco社とKCA社の検体は同一検体をアリコートしたものになります。 Central社については同一ロットと報告を受けております。
1.Anresco Laboratories(米国、ISO17025認定)の検査結果
- Δ9-THC:1.098 mg/g
- Δ8-THC:5.013 mg/g
- CBD:不検出(ND)
2.KCA Laboratories(米国、ISO17025認定)の検査結果
- Δ9-THC:1.91 mg/g
- Δ8-THC:4.35 mg/g
- CBD:不検出(ND)
3.PACCAN社提出のCentral Laboratory社(タイ)の分析結果
- Δ9-THC:不検出(検出限界0.2 ppm)
- Δ8-THC:不検出(検出限界0.20 ppm)
- CBD:1141 ppm ※COAにはISO17025に準拠した検査ではない旨が記載
これら3社の検査結果を比較検討した所、以下の重大な問題点が確認されております。
ISO/IEC 17025認定検査機関である米国2社の結果には高い整合性が認められる一方、 Central Laboratory社の結果は著しく異なる値を示しております。
Central Laboratory社の分析について、以下の技術的問題が確認されております。
- ISO/IEC 17025認定範囲外での検査実施
- 技術的に実現困難なDAD検出器での極低濃度(0.2 mg/kg)測定
- THC類の完全な不検出とCBDの検出という、他2社の結果と相反する結果
今後の対応について
12月12日からの改正大麻取締法施行により、大麻由来物質の製造者および販売者には、より厳格な法的責任が生じることとなりました。
この状況を踏まえ、Dispensary Japan株式会社としては以下の対応を取らせていただきます:
- 日本国内の認定検査機関2社においてTHC値の基準超過が確認された以上、弊社でのCNP製品の取り扱いは完全に終了させていただきます。
- 本件に関する最終的な説明責任については、現在PACCAN社がKCA Laboratoriesに依頼している追加検査の結果と、それに基づくPACCAN社からの説明に委ねることとし、弊社としては今後一切の関与を控えさせていただきます。
お客様へのお願い
先日ご案内の通り、初回ロットをお持ちのお客様におかれましては、既に廃棄処分していただいているものと存じますが、まだお手元に製品が残されている場合は、改めて速やかな廃棄をお願い申し上げます。
お問い合わせ先
本件に関するご質問やご不明点につきましては、下記までお問い合わせください。
Email: info@dispensaryjapan.com
今回の件につきまして、お客様には多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを、重ねて深くお詫び申し上げます。
Dispensary Japan株式会社